熱分解装置の分離ガラス繊維

最初に手掛けた、FRPのリサイクルです。

弊社の熱分解テスト装置では、温度が350℃ほどで炭素が付着した、黒いガラス繊維『写真』が分離します。(繊維の強度は充分ですが、黒いので積層時脱泡が難しい。)

分離ガラス繊維

回転炉と分離ガラス繊維、強度の劣化(12%程度)は少ないが黒いので積層時の脱泡が困難。
アセトンで洗浄しても落ちません。

フタル酸

水蒸気で熱分解(約350℃)、ドレン中にフタル酸が析出し、スチレン等他の分解ガスは燃焼させました。
熱分解温度が400℃を超えるとガラス繊維の強度が極端に低下します。

解体装置

熱分解装置(残骸?)組み立てると作動します、40kgほどのFRPを分解しました。
プロパンガスを使用したためコストがかかりました、コストの低減が大きな課題です。

  • 熱分解はコストがかかり過ぎます、温度が400℃以上になるとガラス繊維が劣化します。(実用的ではありません。)
  • この装置の開発段階で、FRPの軟化現象に巡り合いました。

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有限会社矢上船舶機器サービス  代表 林田俊作

長崎市田中町860