廃船にすると、手間とお金がかかります!
- 廃船処理は手間とお金がかかり大変です。
- できるだけ長く大事に使ってください。
- FRPはどんな修理でも可能です。
- 手間暇かかりますがFRP基材は外注修理に比べると安く出来ます。
- コツを掴めば意外と簡単です。
- また、型があれば同じ物をいくつでも作ることができます。
FRP船の修理方法
- 破損個所から10cm以上の健全個所までの内側を、テーパー(エッジを鋭く)を付けてサンディングします。(※隠れている白化現象の個所も削り取ります。)この時、粉塵が飛び散らないよう掃除機で吸引しながら行います。
- 表て曲面に合わせワックス等離型剤を塗った板を当てがいます。(破損個所が大きい場合は特に)
- ガラス繊維(ガラスマットM450とロービングクロスR600)を補修面積に合わせて裁断します。
- ガラス繊維は長いほうが強いので、最初と最後は広い繊維で積層するようにします。
- ガラス繊維1㎡当り0.8~1㎏の舶用樹脂(不飽和ポリエステル)を混合缶に取り分けます。
- 樹脂に硬化剤を1%(基準、1㎏の樹脂に10gの硬化剤)入れて良く混合します。
- 補修面が乾燥状態で、ガラス繊維M+R+M+R+Mを基準に「ローラー刷毛」と「鉄ローラー」で可能な限り脱泡しながら透明になるまで均等な厚さに積層します。(ゴム手袋、吸収缶付きの防塵マスクを付けた方がよい)
- 気温が高いときは、時間をかけ過ぎると樹脂が硬化してしまいます。
- 補修面積が広い場合は、樹脂を何回かに分けて調合し積層します。
- 積層が終わったら、ローラー刷毛や鉄ローラー、ゴム手袋等の樹脂をアセトン等で洗浄します。
- 硬化(出来れば1日)後に当て板を外します。
- 表面に付いたワックス等を剥ぎ取り、ポリパテ(板金用が軟らかい)を当てサンドペーパーによる表面仕上げを行い、ボートと同色のウレタンを塗装します。(ウレタン硬化後できれば400番ほどのペーパーで仕上げコンパウンドをかけます)
- 樹脂には、気温(気候)によりS、M、L(硬化時間)の3種類が用意されています。
- 硬化剤は1.5~0.7%(0.5%以下にはしない)とし、気温15℃以上で積層します。
※FRPはガラス含有率が高いほど強くなりますが、次第に積層が難しくなります。 - 積層時は水分を嫌います。
- FRP強度は厚さの2乗に比例し、積層時の脱泡技術により強度に3倍ほどの違いがあるそうです。
- 一度の積層は5~6枚を限度(硬化熱が発生します)とし、直射日光をさけた方が良いでしょう。
- ボート主要部の補修には、日本小型船舶検査機構(JCI)の検査が必要です
- サンディングは必須です、時間を置かず積層、船体のFRP内部に残された架橋手と反応結合するようです。
- サンディング面が清状でよく乾燥していること
- 硬化剤の量が適正なこと
- ガラス繊維積層時に出来るだけ気泡を残さないこと
- 古い船でも、過剰に力(応力)がかかった(白化)部位と、直接日光に長期間曝された(劣化)部位以外のFRPは頑強なままです。(※但し、新造時の上記積層が適正だった事が条件です。)
- 適正に積層すると補修部が前よりも頑丈になります。(脱泡と厚さにより)
- FRPは、太平洋戦争時に開発され、アメリカのグラマン戦闘機の燃料タンクにも使われたそうです。
- FRPの技術は文化財の補修にも使われ、応用範囲が広く、素晴らしい技術です。
以上の技術をマスターされると大変便利です。
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有限会社矢上船舶機器サービス 代表 林田俊作
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